WordPress（ワードプレス）にログインできない際はどうする？12対処法を解説！

2023 4/21

ワードプレスを使っていて、管理画面にログインできなくなってしまったということもあると思います。

ログインできないと、サイトの更新や設定変更などができず困ってしまいますよね。

そこで今回は、ワードプレスにログインできない際はどうすればいいのか？12の対処法について解説します。

WordPress（ワードプレス）にログインできなくなってしまう原因は？

ワードプレスにログインできなくなってしまう原因には、次のようなものが考えられます。

アドレス設定のミス
サーバーメンテナンス中
サーバー障害
テーマにエラーが発生している
プラグインが影響している
ユーザー名・パスワードを忘れた
パスワードの大文字・小文字が間違っている
ログインURLが間違っている
Cookieが関係している
ブラウザキャッシュが影響している

原因が分かっていることもあれば、分からないこともあるはずです。

ワードプレスにログインできない場合、どのように対処したらいいのか見ていきましょう！

WordPress（ワードプレス）にログインできない際の対処法

ワードプレスにログインできない際は、次のような方法を試してみることをおすすめします。

Cookie の有効化

ブラウザのCookieが有効になっているかどうか確認してください。

ブラウザのCookieを削除する
ブラウザのキャッシュをクリアする

GoogleChromeの場合は、次の操作を行います。

chromeを開く
画面右上の「その他アイコン」をクリックする
「その他ツール」次に「閲覧履歴を消去」をクリックする
上部で期間を選択する。すべて削除するには「全期間」を選択
「Cookieと他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」の横にあるチェックボックスをオンにする
「データを消去」をクリック

サイト上での設定一部が削除されるので、再度ログインが必要です。

Chromeの同期を有効にすることで同期しているアカウントにログインしたままですべての端末でデータを削除できます。

WordPress マルチサイトネットワーク

wp-config.php ファイルを開き、DOMAIN_CURRENT_SITE の値が正しいかどうか確認します。

wp-config.php ファイルは、ワードプレスのインストールを行うために必要なファイルです。

ファイルディレクトリのルート直下に置かれていて、サイトの基礎となる情報の詳細が含まれています。

ダウンロードした直後には、ワードプレスにファイルは含まれていないので、セットアップする過程でwp-config.php ファイルが生成されます。

詳しくは、公式サイトを参考にしてみてください。

インストールディレクトリのルートにあるwp-config-sample.phpを必要に応じて編集し、wp-config-sample.phpという名前で保存することで手動にでの作成も可能です。

プラグインの無効化

ログインを邪魔しているプラグインが入っている可能性があります。

まずは、プラグインをすべて無効化してみてください。

プラグインの無効化には次のような方法があります。

管理画面から行う
wp-content/plugins/ フォルダから問題があるかもしれないプラグインを移動する
プラグインフォルダ名を /wp-content/pluginsXX/ など変更する

プラグインフォルダ名を変えることでプラグインが認識されなくなります。
ログインできるようになったら、フォルダ名を「/wp-content/plugins/」に戻しましょう。

テーマの無効化

テーマにエラーが発生している可能性があります。

テーマを無効化してみてください。

FTPを使用し、有効化されているテーマフォルダ（wp-content/themes内）の名前を変更します。

ログインできたら、テーマをまた変更しましょう。

テーマ内の問題を探すためには、テーマが有効化されているときに以下のコードを実行してみましょう。

<?php ini_set('display_errors','1'); ini_set('display_startup_errors','1'); error_reporting (E_ALL);include('index.php'); ?>

ログイン画面用ファイルの新規作成

wp-login.phpファイルが破損している、またはアップロードに失敗している可能性があります。

wp-login.phpファイルをサーバーから削除し、新規ダウンロードしたワードプレスから再アップロードしましょう。

FTPツールを使って上書きしただけでは転送が完了しないこともありますので注意が必要です。

case retrievepasswordセクション内で以下のコメントを探します。
// redefining user_login ensures we return the right case in the email
コメントが探し出せたら、
$user_login = $user_data[“user_login”];
この部分を
$user_login = $user_data->user_login;
このように書き換えます。

Users テーブルの編集

phpMyAdminにアクセスし、データベースの編集を行います。

ワードプレスが使用しているデータベースを開き、usersテーブルから表示をクリックし、編集マークをクリックする
users_passの行で「関数」プルダウンから「MD５」を選択する
値を削除し、新しいパスワードを半角英数字で入力する
保存を実行する
ユーザー名「admin」と作成したパスワードでログインする

パスワードの変更・再発行

パスワードが間違っている場合や、忘れてしまった場合はログインパスワードの変更や再発行を行いましょう。

大文字と小文字は別物として判断されます。

サイト URL リダイレクト

ワードプレスのアドレスURLがリセットされてしまっている可能性があります。

PHPMyAdmin などでWordPress データベースの wp-options テーブルの siteurl の値を確認してみましょう。

wp-login.php ファイルをテキストエディタで開き、以下の行を変更していきます。

// WordPress が移動された場合はどこにあるか検出
//if ( dirname(‘http://’ . $_SERVER[‘HTTP_HOST’] . $_SERVER[‘PHP_SELF’]) != get_settings(‘siteurl’) )
// update_option(‘siteurl’, dirname(‘http://’ . $_SERVER[‘HTTP_HOST’] . $_SERVER[‘PHP_SELF’]) );

こちらの行を削除します。

サブドメインまたはサブディレクトリ

wp-login.php ファイルを変更します。

define( ‘SUBDOMAIN_INSTALL’, true);

こちらの文字列を以下のように変更します。

define( ‘SUBDOMAIN_INSTALL’, false);

セキュア HTTPS

セキュアHTTPSサイトで問題が発生している可能性があります。

この場合は、wp-includes/vars.phpで、次の文字列を探し出します。

define(‘COOKIEPATH’, preg_replace(‘|http://[^/]+|i’, ”, get_settings(‘home’) . ‘/’ ) );

そして、この文字列を次のように変更します。

define(‘COOKIEPATH’, preg_replace(‘|http://[^/]+|i’, ”, get_settings(‘home’) . ‘/’ ) );

一般設定ページでURLを「https://」に変更します。

これでOKです。

URL 設定の確認

ドメイン内でブログを見ることができのに、外部から見られない場合もあります。

この場合には、wp-options テーブルの siteurl (WordPress のアドレス (URL)) と home (ブログのアドレス (URL)) の値を再確認しましょう。

また、wp-options テーブルの siteurl（WordPress アドレス URL）と home（ブログアドレス URL）が www なしの URL に設定されているにもかかわらず、www なしの URL から www ありの URL へ .htaccess を使ってリダイレクトをしようとしている可能性もあります。

この場合、次のような解決法を試してみてください。

リダイレクトの部分の行頭に「＃」を書くか、その部分を削除して「.htaccess のリダイレクト」を一時的に無効にする
再度ログインする

ファイアウォールの確認

ワードプレスのログインをブロックするファイアウォールがあります。

この場合、ファイアウォールを無効にして再度ログインしてみましょう。

WordPress（ワードプレス）にログインできない際はどうする？12対処法を解説！まとめ！

ワードプレスにログインできない場合は、単純にパスワードを変更すればいい場合もあれば、高度な設定変更が必要な場合もあります。

ファイルを削除、変更すれば不具合が修正されますが、少しでも間違えると訳が分からなくなってしまう可能性も出てきます。

ファイルを操作するのが不安な場合には、プロに頼むのもおすすめです。